林葉直子公式ブログ 最後の食卓

Category◇たまに柄にもない話も(個人的には恥ずかしい話)

『進撃の巨人』って面白いですね。
なので、今日は私の進撃力についての、お話を。

さて、プロ棋士の方々の記憶力はバツグンです。
対戦直後に自分の指した手を再現する、なんてことはお茶の子さいさい。
気に入った棋譜なら20年ぐらい前の他人のものでも全部覚えているのが普通です。

素人の人たちは、そんなプロ棋士の姿を「スゲー」といって見つめているのですが、
なにを隠そう、私もそんな先輩方や同期、後輩たちを憧れの眼差しで見つめていたクチです。
スゲー、なぜ、そんなに覚えてられるのぉ!?

そうです。
ワタクシ、林葉直子は他人の棋譜はもちろん、
自分の棋譜すらなにひとつ覚えていない、
日本でただ一人のプロなのです。
昔、米長先生から将棋界復帰を打診された時も「ところで、自分の棋譜で覚えているのは?」と聞かれて、
「すいません、ひとつも覚えていません……」と答えて、本気で呆れられたものでした。トホホ。

しかし、私は言いたい。
とかく人生では記憶力よりも忘却力のほうが必要だということを。
忘れる力。忘れきることで、前に進めるって結構ありますよね。
これだけスキャンダルまみれなのに、それでも呑気に生きている私。
その秘訣は忘却力にあります。

この忘却力を使いこなすコツは悪い記憶だけでなく、いい記憶も忘れること。
だって、いいことを覚えていると、それにしがみついてしまうことだってあるでしょ。
もちろん、悪いことを覚えていると、それに足を引っ張られるけど。
でも、良い記憶だって、それが自分を苦しめる原因になることだってあると思う。

そもそも良い記憶だけ残して、悪いことだけ忘れるなんて器用なことは人間できない。
ならば、イイも悪いも含めてばっさり忘れてしまったほうがいい。
そのほうが絶対に前に進める気がする。

ま、それが私の進撃力ってやつだ。

あれ? なんかガラにもないこと書いたぜ。恥ずかしいからもうやめよう。
それじゃあ、来週もまた、見てね~。んがくく。


うぅぅ~胸が苦しいよぉ~。
といっても、病気が悪化したわけではありませんよ。
春のせいなのか、なんなのか、久しぶりに好きな人ができたようなのです。
その人は、年下でイケメンで、しかも独身。
彼のことを思うと、興奮し過ぎて普段より多めに鼻血が出る私(おいおい)。

ところで、そんな男性とどこで知り合ったのか、気になりますよね?
それはですねぇ………。
なんというか…………。
正直にいうと…………。

ぶっちゃけテレビですぅ!

ごめんなさいねm(__)m
でも病人なんだもん!
テレビぐらいしか、男の人に会えないもん!

でも、この恋は本物よ。
だって、生きる気力が湧いてきますからね。
西島秀俊さ~ん、素敵です。
「MOZU」見ますよ~。
こんな私でも射程圏内だと思ったら、メッセージをくださいね♡
いや~、恋っていいですよね。
肝硬変プラス恋の病にかかった林葉直子でした。フフフ。
 

管理人からの報告です。

林葉直子の近著『最後の食卓』の増刷が決定しました。
これもひとえに皆様のご支援、ご声援のお陰です。
ありがとうございました。


今後ともご愛顧のほどをよろしくお願い致します。

新しいブログが見れなかったようで、ごめんなさい。
アメーバのブログは基本タロット占い用だったので、
新しいほうがいいかなと思ったのですが……。
こんなに皆さんが注目してくれるとは思わなかったので。

テレビに出たのは少し太って、「よっしゃ! だいぶ見た目も良くなってきたぜ」
と思ったからだったのですが、皆さんにとっては衝撃的だったんですね。
ま、私は毎日鏡を見ていますし、白内障でちょっとぼやけているしで、
あれでも満更でもないと思ったのがうかつでしたねぇ~。

でも、これだけの人が応援してくれるのは嬉しいです。
ありがとうございます。

私は、本当に生きる希望は捨てていません。精一杯がむしゃらに生きています。
本にも書きましたけど、誰も考えもしなかったような一手、鬼手を探しているだけなんです。
これは私の生きる棋風なので、しょうがねえなぁと思っていただければ嬉しいです。
そして、もしも鬼手が見つからなかったとしても
一手一手大切に打っていくことには変わりはありませんので。

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